耳について

耳は、外耳(耳介、外耳道)、中耳(鼓膜と鼓膜の奥の小空間)、内耳(蝸牛・三半規管・前庭)の3つの部分からなります。それぞれ次のような役割を担います。

 外耳:音を集め、鼓膜まで伝えます。
 中耳:鼓膜でとらえた音を、増幅させながら内耳に伝えます。
 内耳:外耳・中耳を経て伝えられた音を電気信号に変換し、聴神経を介して脳へ伝えます。その他、体のバランスをとる役割も担います。


こんな症状はご相談ください

  •  耳が痛い
  •  耳が痒い
  •  耳だれが出る
  •  耳がつまった感じがする
  •  耳垢が溜まっている
  •  耳の聞こえが悪い
  •  耳鳴りがする など

急性中耳炎

多くは風邪、上気道炎による鼻閉、鼻漏、咽頭痛に続いておこり、耳閉塞感や耳痛を生じます。乳幼児では発熱をともなうことが少なくありません。進行すると鼓膜が脆弱になり破れ耳漏がでることもあります。
中耳に起こる病気の中で最も頻度が高いとされ、特に乳幼児に多く、1歳までに約50%、3歳までには約80%の人が一度はかかるといわれます。
鼓膜を評価し、その程度に応じて治療を行います。抗生剤の服用、進行して膿が溜まってしまう場合には鼓膜切開が必要となることがあります。こうした中耳炎治療に併せて、誘因となった上気道炎や鼻症状の治療も行います。

滲出性中耳炎

中耳は、耳管という管を通じて咽頭につながっており、この管により中耳内(鼓膜の内側の空間)の圧力の調節や粘膜から出る分泌物の排出を行っています。この耳管の機能が悪くなると中耳内の圧力が低下し鼓膜がたわみ振動しにくくなります。こうした状態がしばらく続くと、中耳内に液体が溜まります。この状態を滲出性中耳炎といいます。
特に乳幼児では耳管の形態や機能が未熟であり、また耳管の咽頭側の入口近くにあるアデノイドも大きいため発症が多くなります。耳管機能が衰える高齢者でも発症します。
症状は難聴、耳閉塞感であり、耳の痛みは伴わないため乳幼児では症状を訴えないことが多く注意が必要となります。日常生活において「聞き返し」が多くなるなど難聴が疑われるような場合には、早めに評価する必要があります。

外耳道炎

外耳道炎とは、外耳道に炎症がおこっている状態です。
主に細菌、真菌(カビ)、ウイルスなどの感染による炎症が多いとされます。
その原因として、中耳炎などによる耳漏、耳かきなどの機械的な刺激、補聴器の装用、プールに入った後などの過度な湿潤状態の持続、アトピー性皮膚炎や糖尿病などの全身性疾患などがあげられます。なかには感染を伴わない慢性的な皮膚炎もあり、これは外耳道湿疹と呼ばれます。
耳痛、掻痔感、聞こえにくさなどの症状が生じます。治療は、原因の除去を行うとともに、外耳道の清掃、必要に応じステロイド剤や抗生剤の使用などがあります。

耳垢(じこう、みみあか)

耳垢とは、皮膚の残骸(角化物)、外耳道の耳垢腺や皮脂腺から出る分泌物などが混ざり合ったものです。耳垢は酸性で細菌や真菌(カビ)の繁殖を防ぐ抗菌作用、または外耳道において自浄作用があるとされています。耳垢の取り過ぎはバリア機能を失わせることになります。
耳垢自体は病気ではありませんが、入浴や水泳などで耳に水が入り膨らんだり、耳掃除で奥に押し込んでしまったりすると、耳閉感、難聴などをひきおこすことがあります。その場合は、耳垢を除去する必要があります。

耳鳴

耳鳴には、実際に体から発生する音がほかの人にも聞こえる耳鳴(他覚的耳鳴)と、本人だけにしか聞こえない耳鳴(自覚的耳鳴)の2穂類あります。
他覚的な耳鳴の原因としては耳周囲の血管の奇形や腫瘤などによるもの、筋肉の動きなどによるものがあり、自覚的な耳鳴については末梢性(中耳性、内耳性)と中枢性(後迷路性)があります。
まず原因となる部位、病気の有無を評価していくことになります。
突発性難聴などの急性感音難聴などに伴い発生した耳鴫では早期に原因となった難聴の治療を行うことになります。
しかし耳鳴の原因は解明できないこともあり、治療により必ずしもすべての耳鳴が改善するわけではありません。その場合には、耳鳴によって生じる日常生活での問題を軽減するような治療を行うことになります。

医院概要

あさがや耳鼻咽喉科

住 所 〒166-0001
東京都杉並区阿佐谷北1-4-6
コルヌイエ北阿佐谷1F
 
電話番号 03-3338-4133
最寄り駅 JR中央・総武線
「阿佐ヶ谷」駅徒歩2分
診療科目 耳鼻咽喉科、アレルギー科、 小児耳鼻咽喉科
診 療 時 間

9:00~12:30

15:00~19:00
:9:00 ~ 13:00/14:00 ~ 16:00
休診日 木曜・日曜・祝日
 

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