鼻
鼻について
鼻
鼻は呼吸器宮のひとつであり、吸った空気を温めて加湿します。また、ウイルスや細菌、ほこりなどの侵入を防ぐフィルターとしての役割を担います。
そのほか嗅覚、また音声の共鳴する空間としての役割ももちます。
こんな症状はご相談ください
- くしゃみ
- 鼻みず
- 鼻づまり
- 鼻がかゆい
- においがわからない
- 鼻や頬が痛む
- 鼻血
鼻出血
鼻腔からの出血、通称鼻血といわれます。
その原因により局所的な要因、全身的な要因、特発性に分類されます。
局所的な要因としては鼻こすりなどの外傷、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などの炎症によるものが多く、顕著に小児に多いとされています。全身的な要因としては血液疾患、肝臓疾患、抗凝固剤などの内服している薬剤の影響によるものなどがあります。
鼻出血の多くは、「キーゼルバッハ部位」と呼ばれる部分からの出血といわれます。キーゼルバッハ部位は、左右の鼻の中を分けている鼻中隔(びちゅうかく)の前方にあり、毛細血管が集中しています。その覆う粘膜が非常に薄く、わずかな刺激で傷つきやすいためと考えられます。
アレルギー性鼻炎
抗原(アレルギー症状を引き起こす原因となる物質)を吸入することによって粘膜で抗原抗体反応が生じ、鼻閉、水のような鼻漏、くしゃみなどの症状を生じます。
鼻のかゆみも伴うため、小児では鼻をかき出血を繰り返すこともあります。
原因となる抗原には、ダニ、ハウスダスト、花粉(スギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサ)などがあげられます。ダニ、ハウスダストによるものは通年にわたり、またスギ、ヒノキなど花粉によるアレルギーは、その地域ごとの花粉飛散時期と一致して症状が出現します。
治療は、アレルギー症状を引き起こす原因となる物質、抗原から離れる(接触を少なくするように努める)、薬物治療、減感作療法、鼻粘膜の質的変化をはかるレーザー治療などがあります。これらの中から、必要に応じて治療法を選択することになります。
副鼻腔炎
副鼻腔炎は、3か月以上にわたり症状と所見が続く慢性副鼻腔炎と、1か月以内の急性副鼻腔炎に分けられます。
急性副鼻腔炎は、感冒などウイルス性の急性上気道炎に伴い副鼻腔のウイルス感染がおこり、引き続き細菌による感染を起こし発症する場合が多いとされます。膿性鼻漏、鼻閉、頬部の痛み、頭痛、発熱などをおこします。治療は、抗菌薬の使用や局所治療が中心となります。
慢性副鼻腔炎は急性炎症が長引き、副鼻腔粘膜が不可逆的な(元の状態に戻らない)変化を生じた状態です。粘性鼻漏、後鼻漏、嗅覚障害、頭重感、鼻茸による鼻づまりなどがおこります。治療は、薬物療法(代表的なものとしてマクロライド療法)で改善されなければ手術治療などが必要になることもあります。
慢性副鼻腔炎のなかには喘息などの下気道疾患を伴い、手術治療や投薬治療を行っても再発を繰り返す、好酸球性副鼻腔炎といわれるものもあります。
医院概要
- 住 所
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コルヌイエ北阿佐谷1F - 電話番号
- 03-3338-4133
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- JR中央・総武線
「阿佐ヶ谷」駅徒歩2分 - 診療科目
- 耳鼻咽喉科、アレルギー科、小児耳鼻咽喉科
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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