のど
のどについて
のど
のどは消化管の入り口にあたり、食べものを摂取し咀嚼嚥下する機能があります。また、鼻から気管へつなぐ呼吸器官のひとつでもあります。そのほか声帯で発生した音を共鳴させ、舌や口の形で様々な発音発語する構音機能も併せもちます。舌では味覚機能も担います。
こんな症状はご相談ください
- のどが痛む
- のどの腫れ
- のどにつまり感・違和感がある
- 口が乾く
- 咳が出る
- 声がかすれる
- 飲み込みにくい
アデノイド・扁桃肥大
アデノイド肥大や口蓋扁桃肥大は幼少児によくみられます。
アデノイドは鼻の奥(上咽頭)にあり、口蓋扁桃(一般には扁桃腺と言われます)は口蓋垂(のどちんこ)の両脇にあるリンパ組織です。いずれも幼少期成長とともに発達して大きくなり、5~6歳以後は緩やかな発達に落ち着きます。
鼻の奥、のどの空間に物理的に大きい扁桃やアデノイドがあることにより、気道や食べ物の通り道が狭窄した状態になると、いびき、鼻閉、口呼吸、睡眠時無呼吸、滲出性中耳炎、慢性副鼻腔炎など様々な症状や病気が引き起こされることがあります。症状が高度であれば切除、摘出などの手術治療が必要になることがあります。
急性扁桃炎
口蓋垂(こうがいすい、のどちんこ)の左右にある口蓋扁桃に急性に炎症が起こった状態です。原因としては、細菌性やウイルス性があります。
細菌性では溶連菌感染が多く、ウイルス性ではアデノウイルス、単純ヘルペスウイルス、エンテロウイルス、EBウイルス感染などがあります。
咽頭痛、発熱が生じ、扁桃が赤く腫れたり、表面に白苔(白い苔状のもの)がついたりします。重症化すると、扁桃周囲まで炎症が広がり、膿瘍(膿のたまり)が形成されることもあります。その場合には開口障害(口が開かない)、こもった声など声の変化、咽頭痛の増強などがおこります。迅速に対応しないと生命にかかわる合併症まで引き起こす場合もあるため、早期の治療が必要となります。
音声障害
肺から吐き出された呼気がのど(喉頭)にある声帯を振動させることによって音声はつくられます。そのため声の不調は、肺または喉頭の形態、機能の異常によっておこります。
喉頭機能の異常は声帯の形態異常によるものとそうでないもの、その動きの異常によるものに分類されます。
声帯の形態異常によるものとして、声帯ポリープ、声帯結節、ポリープ様声帯、声帯溝症、声帯のう胞、喉頭肉芽腫、喉頭腫瘍などがあり、声帯の動きの異常によるものとして、頭頚部や胸部の腫瘍や手術などにより声帯を動かす神経の機能が損なわれてしまう場合などがあります。そのほかに声帯の動きや形態には異常がないのにかかわらず、強いストレスなどの心因により声の不調を招くこともあります。
音声障害については音声の質の検査や喉頭内視鏡検査を行い、疾患、原因に合わせた治療を行う必要があります。
医院概要
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コルヌイエ北阿佐谷1F - 電話番号
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「阿佐ヶ谷」駅徒歩2分 - 診療科目
- 耳鼻咽喉科、アレルギー科、小児耳鼻咽喉科
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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